社長挨拶
ご挨拶に代えて『ロボット業界の展望と当社の事業計画』
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1985年に、当社の二代目代表取締役となって早や、四半世紀以上が過ぎ、私の人生においても既に、半分以上の月日を費やした事になりました。その間、一貫して産業用ロボットシステムの製造に携わってまいりましたが、世の中の変化と共にロボット自身やロボット業界も大きく変わりました。
かつては100社あると言われていたロボットメーカーも、現在では10社程度に集約され、各社のロボットの構造や機能も平準化が進み、既に大量生産製品に対するロボット化は、ほぼ完了したと言われています。
そして少量多品種生産に対するロボット化が始まりました。即ちこれから、日本の企業の大多数を占める中小企業のロボット化が始まるのです。
この業界にかかわり始めた頃から長年主張し続けてきた「ロボットシステムはロボットメーカーが売るべきではない。何故ならばロボットメーカーは競合する他社のロボットを使えないからである」と言う考えがようやく皆様に認めて頂けるようになり、2007年度には尼崎ロボットテクニカルセンターを開設し、多くの皆様に活用していただけるようになりました。
当ロボットセンターでは「中小企業におけるロボット化は、ロボット人材の育成からである」と言う考えの元、各種のセミナーや見学会を積極的に開催し、300名以上の方に「産業用ロボット特別教育修了書」の発行を行い、2000名以上の方に見学会に参加いただきました。
また、「中小企業へのロボット導入のためには、就業前の高校生にロボット教育を行うべきである」と言う考えの元、高校生産業用ロボットセミナーを開催し、既に300名以上の方にご参加いただきました。
今後の当地域におけるロボット化が大変楽しみであります。
さらに当社はこの十数年、「ロボット業界はコンピューター業界の後追いをしている。即ちコンピューター業界の歴史はロボット業界の未来である」と言う考えの元、コンピューター業界の傾向に倣い、さまざまな新製品や新技術、新しいロボットビジネスに取り組んでまいりました。
そしてコンピューター業界でリーダーとなったのは、コンピューターのメーカーではなく、コンピューターをより使いやすくする機能を提供した企業であったのです。
同じ様に今後10年を目標に、ロボット自体を製造していない当社が、ロボット業界全体の牽引役に成る事を目的として、精一杯努力をして行きたいと考えております。
今後ともよろしくお願いいたします。
会社概要・沿革
会社概要
社名 | 髙丸工業株式会社 |
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代表取締役 | 髙丸 正 |
資本金 | 8,500万円 |
所在地 | 西宮工場 〒662-0925 兵庫県西宮市朝凪町1-50 JFE西宮工場内 |
TEL | 0798-38-9200 |
FAX | 0798-38-1616(技術) 0798-38-1919(管理) |
関連会社 | 株式会社ロボットテクニカルセンター |
URL | https://www.takamaru.com |
営業内容 | ロボット 搬送ロボット、溶接ロボット、溶断ロボット、バリ取りロボット、その他 自動溶接装置・自動溶断装置 マニピュレーター、専用溶接冶具 溶接ポジショナー、その他 テスト装置 各種 プレス関係 プレス及びプレス周辺機器 その他 生産技術業務 |
取得許可等 | クレーン製造許可 兵製認 建設業者登録 兵庫県 兵庫県知事 許可(般-29) 第218432号 |
取引銀行 | 三菱UFJ銀行尼崎駅前支店 尼崎信用金庫阪神西宮支店 三井住友銀行尼崎支店 |
沿革
1963年 | 創業者 髙丸 純亮(よしあき)が尼崎市稲葉荘に設計事務所、髙丸工業所を開設する |
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1967年5月 | 髙丸工業株式会社設立、尼崎市尾浜市に自動機械 製造工場を開設する |
1985年 | 髙丸 正 2代目代表取締役に就任、ロボット関連事業を本格稼動行う |
1995年 | 兵庫県新産業創造プログラムに認定 |
1998年 | 尼崎市中小企業技術開発助成金認定、ゴルフボール回収ロボットの開発を行う |
1999年 | 長洲工場開設、ロボットシステムの元受受注の本格化 マルチチャンバー、真空焼入炉、連続焼入炉の製造開始。 |
2000年 | ロボットメンテナンス事業開始、科学技術振興事業団独創的研究成果育成事業に選定、東京大学工学系研究科精密機械工学研究室及び、東北大学情報科学研究科知能ロボティクス研究室のサポートを受け、産業用ロボットクライアント・サーバーシステムの開発をする |
2001年 | (財)ひょうご中小企業活性化センターから投資、RTB(ロボットテクノロジービジネス)を開始する |
2004年 | 1号商品ジェットトーチ、2号商品ジェットガン、3号商品ピアスガンを完成し、自社商品展示会を開催し、国際ウェルディングショーに出展する。ジェットトーチを25台出荷、ジェットガンを3台出荷する(いづれも10月末現在)。また関西経済連合会次世代ロボット推進会議重点プロジェクトに選定される |
2007年 | 経済産業省の異分野開拓計画(新連携)の認定により、尼崎ロボットテクニカルセンターを完成させる。ロボット導入からテクニカルサポートまでを行い、生産現場への最適なロボットシステムの導入を推進する。 |
2011年 | 西宮工場移転、稼動 |
アクセス
西宮工場/株式会社ロボットテクニカルセンター
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〒662-0925 兵庫県西宮市朝凪町1-50 JFE西宮工場内
TEL:0798-38-9200
FAX:0798-38-1616